国籍法の二重国籍禁止規定は違憲と提訴 「元日本人」らの思い

国籍法の二重国籍禁止規定は違憲と提訴 「元日本人」らの思い

国民は、自己の志望によって外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失う-。国籍法一一条一項は、明治憲法下から引き継がれてきた二重国籍を禁止する規定だ。しかし、日本と外国の両方に愛着や国民意識を持つ人の間では、この規定への疑問の声が高まっている。今年三月に「同条項は国籍の自己決定権などを定めた憲法に違反する」と国を提訴し、今月九日に第二回口頭弁論を迎える原告の「元日本人」らに思いを聞いた。 (大村歩)

東京新聞2018年10月8日